tomita

監督・脚本
富田克也

1972年山梨県生まれ。2003年に発表した処女作、『雲の上』が「映画美学校映画祭2004」にてスカラシップを獲得。これをもとに制作した『国道20号線』を2007年に発表。『サウダーヂ』(’11)ではナント三大陸映画祭グランプリ、ロカルノ国際映画祭独立批評家連盟特別賞を受賞。国内では、高崎映画祭最優秀作品賞、毎日映画コン クール優秀作品賞&監督賞をW受賞。その後、フランスでも全国公開された。その後の監督作はオムニバス作品「チェンライの娘(『同じ星下、それぞれ夜より』)」(’12)がある。


aizawa

共同脚本
相澤虎之助

1974年埼玉県生まれ。早稲田大学シネマ研究会を経て空族に参加。監督作、『花物語バビロン』(’97) が山形国際ドキュメンタリー映画祭にて上映。『かたびら街』(’03)は富田監督作品『雲の上』と共に7ヶ月間にわたり公開。空族結成以来、『国道20号線』(’07)、『サウダーヂ』(’11) 『チェンライの娘』(’12)と、富田監督作品の共同脚本を務めている。自身監督最新作はライフワークである東南アジア三部作の第2弾、『バビロン2-THE OZAWA-』(’12)。


studio_ishi

撮影
スタジオ石(MMM、Mr.麿)

もはや、日本のHipHopをけん引する存在といっても過言ではない、stillichimiya。その彼ら自身のMV(ミュージックビデオ)制作を担うクルー内映像ユニット。山梨県一宮町、石という地域に拠点を構えることから“石”を名のる。脚本、演出、撮影、編集まですべてをこなすMV作品は、おもにweb上で公開、注目を集め、ジャンルを超えたアーティストから制作オファーが殺到。それら作品群は“映画的”と評され、その最たる作品に、田我流の全国ツアーを追ったドキュメンタリー、『B級ツアー日本編』(DVD発売中)がある。今回満を持して、地元の先輩、空族からのオファーとなった。


kuzoku

くぞく
空族

富田克也の初監督作『雲の上』(’03)の制作に相澤虎之助が参加。その時のメンバーたちとともに、“作りたい映画を勝手に作り勝手に上映する”をモットーに、映像制作集団「空族」を結成。その後、『国道20号線』(’07)を発表。自主配給を行い全国公開する。次なる『サウダーヂ』(’11)ではロカルノ映画祭メインコンペ正式出品、ナント三大陸映画祭グランプリ、毎日映画コンクール優秀作品賞&監督賞、高崎映画祭最優秀作品賞、フランスでの全国公開など、自主制作映画の枠に収まりきらない快挙をおこす。相澤虎之助も『花物語バビロン』(’97)、『かたびら街』(’03)、『バビロン2-THE OZAWA-』(’12)などを断続的に発表。その後、オムニバス映画『同じ星の下、それぞれの夜』(’13)の短編『チェンライの娘』ではタイロケを敢行。2017年公開予定の最新長編『バンコクナイツ』は、完成前から世界中の注目を浴びている。


録音
山﨑巖

1962年生まれ。多磨美術大学グラフィックデザイン科卒。造形美術の仕事をする傍ら、’80年代後半より、Overhang Party、GhostなどのロックバンドでDrumsを担当。Hugh Hopperとの共演やDamon&NaomiジャパンツアーにもDrumsとして参加。’94年川崎に創作活動の拠点「アトリエヒマワリ」完成。『国道20号線』(’07)で整音を担当、『サウダーヂ』(’11) 『チェンライの娘』(’12)での録音、『バンコクナイツ』では録音はもちろんのこと、劇中歌を多数演奏しているスリ・ヤムヒ&ザ・バビロン・バンドにてドラマーとしても腕を奮う。


録音
Young-G

stillichimiyaから録音に参加したYoung-GはBIGBENとの「おみゆきチャンネル」で知られるトラックメーカーであり『バンコクナイツ』にもDJとしてクレジットされ多くの劇伴曲を制作、その多才ぶりを発揮した。自らセレクションしミックスしたアジアのヒップホップミックス「Pan Asia」vol.1~2をリリース。NORIKIYO、BRON-K、鎮座DOPENESSらの作品も手掛ける国内屈指のプロデューサーでもある。